白内障(病院にて2)

入院するまでの間 病院での診断が2回あった 第一回目は身体が 手術に耐える状態なのかという 総合的な検査である 血圧 血液 尿 胸部レントゲン 心電図 糖尿病の有無などなどである 白内障は簡単な手術といわれているが 病院では 念には念を入れているのがよくわかった
第二回目は 目そのものの精密な検査 そして入院の日まで数日あったが 手術前の目薬というのがあり これを毎日点眼するように言われる
かくして いよいよ入院の日を迎えた 入院手続きの後で 病棟に案内された 眼科の病棟は満員なのであろう 病棟はリハビリテーション科の病棟であった  後で気がついたのであるが 私以外は 皆 車椅子に乗っている 私は 自由に歩行ができる その点皆さんより幸せと思うべきだと感じていた カードを差し込むとテレビを見ることができるが 入院とは 退屈な時間が多いこともわかっていたので 今話題の本 東野圭吾 の 容疑者Xの献身 という本と スウドクの本 などなど を持っていった しかし目を手術するのだから 読めるかどうか疑問であるが 読めなければ仕方がないだけである