弁当

kutuzawa2007-12-20

巨大バーガーは具とパンの比率がアンバランスのような気がするのであるが 最近の弁当もそうである やたらにおかずのほうが大きい 昔の駅弁は 8,9割がご飯であった おかずは タクアン 煮豆 昆布 梅干 玉子焼などの普段朝食に出る粗末なものがつめてあったように思う 開けた窓から 蒸気機関車の石炭の黒いカスが飛び込んできて 白いご飯にゴマ粒のようにとまる それでも美味しく感じたのは 白い飯というものが大変おいしいからである ご飯がおいしいから 蓋に付いたご飯粒も食べたものだった
いつから ご飯とおかずの量の比率が逆転したのであろう 私は弁当を食べていて 一番おいしいのは ご飯だな と思うことがたびたびである
絵は粗末に書いたのでわかりにくいが 昔の駅弁の容器は経木であった だから開けたとき 木のいいにおいがした 今の弁当の容器はプラスティックで においはしない