新聞

翌朝　バイキング　スタイルの朝食を　HさんNさんのペア（記憶があやふや）ととっていたとき　突然　他の宿泊客から声をかけられた　老年の婦人だった　ケイタイを見せてなにやら言っていた　私がまごまごしていると　Hさんが　アナタを撮影しました　と報告しているのだ　と教えてくれた　なるほど黙って他人を撮ってはいけないというマナーが徹底しているらしい　それならば　”You’re welcome“位のことは言ってあげればよかったのだが　黙って　うなずいただけだった　とっさの一言は　うまくいかないものである
ロビーに　タブロイド版の新聞がたくさん置いてあった　記念にもらっておこう　と言うのは　３０年前にカナダに旅行したときも　新聞を記念に持ち帰った　歴史的な記事の載っている新聞で　ニクソン大統領がウオーターゲート　スキャンダルで辞任のヘッドラインがあった　Montreal Gazette と言う新聞で　ニクソンが辞めたとき　私はモントリオールにいたことになる
今度　持ち帰った新聞は　Province　という名である　Provinceとは州のことらしい　アメリカなら　Stateだろう
ヘッドラインは　あまり重大な記事で無く　“環境団体が　Cap System　を要求”というものであった　Cap System とは　Cap and Trade System　のことで　二酸化炭素の排出にCap（上限）を設けて　上限以上に排出した場合は　上限以下の会社から　排出量を購入すると言う制度らしい　カナダは美しい国なので　環境保護は重要な関心事であろう