6カ国協議

非常に不思議なのは 北朝鮮のことである テレビの報道によると 厳しい冬なのに 燃料の不足 電力の不足 食料の不足 工場は稼働率数パーセント 経済の破綻 人民は塗炭の苦しみを味わっている などなど いつ崩壊してもおかしくない いや 崩壊の条件はすべて整っていると言っていい このことは何年も前から言われてきたことである しかし 崩壊しないのである これはテレビなどの困窮報道に誇張があるのだろうかとも思うほどである
少し前 6カ国協議が終わった “無理が通れば 道理引っ込む” と言うことわざの通り 北朝鮮のおかしな理屈が まかり通ったようだ これはなぜなのだろう?
どうも いろいろの事情から考えて 北朝鮮が核を廃棄するとは考えられない それなのに 6カ国は 石油を援助することになった これは うがった見方をすると 6カ国は 北朝鮮の崩壊を真に望んでいない 崩壊することによる 計り知れない影響を考えると 細々ながら生かしておいたほうが 問題が少ないと考えているのではなかろうか このように6カ国が 本音として 北朝鮮を支えている限り 金正日政権は続き なかなか崩壊しないであろう そして拉致家族は帰れず 北朝鮮人民のさらなる苦難は続くのである