正月時代劇2

kutuzawa2007-01-10

この 瑶泉院の陰謀 と言うドラマにもうひとつの仕掛けがしてある このドラマによると 瑶泉院の腰元である お喜世という女性が やがて将軍家宣の側室となるのである つまり浅野の関係者が幕府の中心に入ったことになる 
忠臣蔵の事件が起こったときの将軍は 犬公方と言われた綱吉である いろいろな悪政を敷き評判が悪かった 特に松の廊下事件の不公平な判決は 民衆の怨嗟の的になった 安倍政権の支持率が下がってきた きっかけは 郵政反対者の復党だと言う この時代世論調査があったなら もともと悪かった綱吉将軍の支持率は がた落ち だったろう そのきっかけが不公平裁判であった
この綱吉の次の将軍が家宣であった 家宣は将軍につくや すぐ 生類憐みの令 を始め 綱吉時代の悪法を廃止して 世直しを行った
つまり側室とはいえ その主人の将軍によって 綱吉に報復するように 悪政が廃止される それを可能にしたのは 吉良邸討ち入りの影響が大きく もちろん テレビは お喜世が 家宣をけしかけたとは言っていないが 影響はあったのではないか
このお喜世を演じているのが 吹石一恵である テレビのストーリーにはないが お喜世の方は 家宣の子 家継を生み 権勢並ぶものがないくらいの権力を持つにいたる
しかし お喜世の方の 奥女中であった 江島が 歌舞伎役者 生島新五郎との恋愛事件を起こす いわゆる 江島生島事件である
写真は お喜世 これもサイトからの借用です