紅葉と黄葉

kutuzawa2006-12-03

昨日 黄色く紅葉した街路樹のように書いたが 黄色く紅葉とは変な言葉であることを気がついた 黄葉すると言う言葉がない?ので そのようになる 
なぜ赤くなるものと黄色になるものとがあるのか これは前にも論じたことがあったが 見たモミジバフーは 同じ木で黄色の葉と赤い葉がある どうした時に このように分かれるのであろうか テレビでも解説をしていたが 葉は炭酸同化によって糖を造って それを枝から幹のほうに送っている 秋になると 葉と枝を結び付けているところに離層というものができて これが糖を枝のほうに送るのを妨げるようになる 妨げられた糖は葉にたまり やがてアントシアンという赤い色素に変化する これが紅葉である
だがこの離層の働きが緩く完全でないと 葉の糖は枝のほうへと行き 糖が葉になくなってしまった後 紅葉する 赤になる材料がないのであるから 赤くならず もともと持っているカロチノイドの黄色が出てくる これが黄葉である モミジバフーの中に黄色のものと赤のものがあったのは 離層の働きが葉によって 一様でないことを示している