回文

回文というのがある 例の ”タケヤブヤケタ“ の様に上から読んでも下から読んでも同じものを言う ”シンブンシ“ ”トマト“ ”ミナミ” 新しいものでは ”マサコサマ“
しかし これをテープレコーダーにとって 逆回しにして再生も 同じ文にならない
なぜか たとえば トマト は tomato と発音されるが テープレコーダー逆転では otamot オタモット ようになってしまう 
英語にも回文(palindrome)がある 有名なものに Madam, I‘m Adam (奥様 私はアダムです) これはテープレコーダー逆転でも同じになるように見えるが 区切りが違うので不完全である もう一つ Nurses run(看護婦たちは走る) これはsesのところが区切りが違い無理だと思う それに r の音が正逆でぜんぜん違う
この文を書こうと思ったのは テレビで テープレコーダーの逆転のように 歌をうたう人を見た この人の録音した歌のテープを 逆さ回しにすれば普通の歌になる 大変な能力だが どのように役立つのだろうかと思った
上から読んでも 山本山 下から読んでも 山本山 は 漢字の回文で カナ発音にすると ヤマモトヤマ 逆だと マヤトモマヤ で 回文とはいえない
日本式の回文を作るのに簡単な方法 をみつけた クキ(茎) キク(菊)のように逆さにすると他の意味になるものがある これを簡単な助詞で結びつける キクノクキ これで出来上がった  ツマヲマツ(妻を待つ)  バカナカバ(馬鹿な河馬) ミタノタミ(三田の民 これはすこし無理がありました) トンマノマント(とん馬のマント これも無理)
などです
P.S. 英語の回文には 他に noon radar など あるのがわかりました