タケニグサ

公園に大きな雑草が生えている なぜ雑草とわかったのかというと この草の名前を知っていたからだ タケニグサ 終戦後 目黒から 代官山に移り住んでいた 代官山の家は とても小さな家だったが 建坪と同じくらいの庭が付いていた その庭に生えていたのが このタケニグサであった タケニグサはきわめてパワフルでぐんぐん成長して大きくなっていった このように大きくなるものに 目黒の家で生えていた アカマンマ(イヌタデ)がある
 タケニグサは 葉の茎を切ると 黄色がかった橙色の液を出す いかにも気味の悪い植物である 葉の裏側が白いのも妖しい感じである 毒草だそうで なるほどそれらしい
私の前の知識では 竹煮草と書き 竹と一緒に煮ると竹が柔らかくなり 加工しやすくなるというものだった どうもこれは俗説だったらしい このごろでは 竹似草とかくらしい 茎が中空で竹に似ているということからだという

 周囲に植えられているシラン(紫の花)を圧倒して生えているタケニグサ タケニグサはケシ科の植物である