うまみ率

いつだったか 誰かが 食べ物に関して 一流料理店で高い料金を払えばうまい物が食べられる これはそれだけお金を余計に払っているのだから うまくて当たり前のことだ 
しかし お金がかからないのに うまい食材がある 
それで うまみ率なるものを考えてみた うまみ率=うまさ/値段 値段は数値化できるが うまさは数値化できない だから うまみ率は感覚的なものである
うまみ率の大きなものを考えてみよう 例えば納豆 納豆はかなりおいしいので 分子は大きい しかしとても安い(スーパーで 3パックで100円)ので分母は小さい だからうまみ率は大きくなる
バナナもおいしいのに 安いのでうまみ率は大きい マツタケはおいしいので分子は大 しかし値段が高いので分母が大きく うまみ率としてはあまり大きくない
私はお酒を飲まないが 1級酒 2級酒 特級酒 は値段に比例してうまければ うまみ率は同じだが それほど うまみが変わらなければ 2級酒は うまみ率高く お買い得ということになる
木橋から渋谷駅まで 明治通りを歩いてみる 食べ物屋が 実に多い しかし 回転寿司 ラーメン 立ち食いそば 牛丼 マグロ丼 トンカツ カレーライス ドトールコーヒー どんぶり物店 など 安いが一応うまいもの屋 で占められていた つまり それらの店の商品は 総じて うまみ率の高いものであった サラリーマンが食事を取るような店は うまみ率が低いものは淘汰されたのであろう