年齢算

小学校の算数の文章題に年齢算というのがある たとえば
今 父の年齢が40歳 子の年齢が10歳である 父の年齢が子の年齢の2倍になるのは何年後か
あまり優秀でなかった私は 問題の意味がよくわからなかった 父と子供の関係などはいつまでも変わらないじゃないか というのが結論だった 確かにいつまでも変わらないものがある それは年齢差だ 年齢差が変わらなくても倍率は変わるのだよ と先生が例を出して教えてくれた 今倍率は 父が40 子が10だから 倍率は 40/10=4      5年後は 父が45で 子が15 倍率は 45/15=3 倍率は変わってくるんだ
問題の解き方は 年齢差が 40−10=30 だから 子が30歳になれば 父が子より30歳多い 60歳になり調度 2倍になる だから子が30歳になるのは30−10=20となって20年後が答えなのだ
この比は年月がたつにつれて小さくなる 60年経つと父が100 子が70となり
 100/70=1.42 となる 
問題は子供が0歳 父が30の時 比は 30/0=∞ となって現実離れのしたものになる 戦前の昔のように生まれたばかりの子は1歳とすると 年齢算的には奇妙な結果にならない