点字ブロック

渋谷の 井の頭線を出て 銀座線に乗り換えるところが かなり大きな広場になっている そこにも やはり目の不自由な人のための点字ブロックがあった 気がついたのは そのブロックが黄色で無いのだ これは 黄色は時により目立ちすぎて 周囲との調和がきれいに行かないから あえて地味な灰色にしているのか思った 
しかし よくよく考えてみると 目の不自由の人が 全盲の場合 黄色でなくてもいいのではないか 盲人は 色を頼って歩いているのではない 足底に受けるでこぼこした感覚を頼っているのだ 
黄色にしたのは 弱視の人で少しは見える人のため あるいは 一般人が急に足の下が 条件が 変わるので 転倒したりしないための注意信号かもしれない
“電車が入ってまいります 黄色の線の中でお待ちください” と構内放送は言う これは目明きのための放送だ  
黄色は危険警告信号なので 拡大解釈して 点字ブロックにも 自働的に用いたのではないかと考えが生じた