忘れる4

kutuzawa2005-12-07

ロゲルギストというグループが書いた 科学エッセイがあり その中にfool-proof(馬鹿防止)と言うのがあった なんでも 彼らの実験室の電灯や 使った計器の電源を最後に帰る人が切ることになっていた ところが時々忘れることもあり それで 最後の人が実験室のドアに鍵をかけると その鍵とスイッチが連動していて 鍵をかけてと同時にスイッチもきれるようにした それで電灯の消し忘れをなくしていた
このようなものをfool-proof とか fail-safeとか言って しなければならない過程のなかに 忘れてはならないことを組み込んでおくと 忘れるのを防ぐことができる
nearbridge氏に教えてもらって 非常に便利に使っている 馬鹿防止 がある それは帰りがけに何かしなければならないことを メモに書いて 靴の中に入れておくのである 帰りに靴を履くとき 必ず思い出す もし次の日の朝学校に持っていかなければならないものがあるときは メモをそのまま朝まで靴に入れておく 
写真は 帰りに 葉書を出すのを忘れないように 葉書そのものを入れてあります
これの応用版として 折り畳み傘を使ったとき 傘の袋をカバンの手提げのところに結び付けておくなど (格好が悪いが仕方が無い) 
近頃忘れると言うことが日常化した現在 忘れると言うことを前提として 忘れないような方法を考えています 薬を飲んだのか飲まないのか忘れることがあります これは過剰に飲んだりすると危険です それで 散薬の場合 散薬の入った袋を捨てないでしばらくそこにおいておくなど 何らかの痕跡を残すことにしました
でもどんなに注意しても忘れるときは忘れてしまいます