朝 欧 時代来るか

琴欧州が朝青竜の記録を抜いて 最速19場所で大関になった 相撲界のメッセンジャーが 佐渡が嶽部屋を訪れて 満場一致で大関昇進を決めたことを伝えると 親方 と 琴の若に囲まれた琴欧州は 大関の名に恥じぬように 精進します と神妙に述べていた
青竜琴欧州の相撲は 大変意義のある相撲であった というのは 強い 強い朝青竜に偶然に勝ったのではなく おそらく朝青竜を倒すのは彼ぐらいだろうと期待されていたのであるが 期待どおりに 勝ったのだ
次の日 朝青竜は 魁皇を破り 7場所連続優勝 年間最多勝 の二大記録を達成したとき 泣いていた あの涙は前人未到の記録を打ち立てたという うれしさのためだと彼は説明していた
だが 私見であるが 前日の敗戦で彼は気が弱くなっていたのではないか 今や彼と互角 また より強い敵が眼前に現れた 今後どうなってゆくかわからない それなのに とりあえずの大記録 これは前日の敗戦を凌駕する気分になったのだろう 彼の涙は前日の敗戦に関係あるものだと私は思った
栃 若 時代 柏 鵬 時代 ライバルが争って 相撲を面白くしていた 今後 朝 欧時代が来ることを期待する  

左に琴の若がいる 今場所限りの引退だという 本当に長い間 幕内力士を務めた彼に アッパレ といってあげたい