隊商宿

kutuzawa2005-10-16

シルクロードというとキャラバン(隊商)を思い出す キャラバンの1日に移動可能な距離は30キロであったという だから30kmごとにキャラバンサライ(隊商宿)があった
その中で最も保存状態のよいと言われるものに案内された 前の方に人間の宿泊所
奥の方に大きな空間の建物があり 中は動物のにおいがした ガイドの説明は ここは駱駝などの動物が つながれて休んだところだと言う この時代輸送機関としての動物の存在は重要で 駱駝がもしも負傷または病気で使えなくなると 駱駝に載せた貴重な商品はその場に捨てていかなくてはならなかった それで これらの動物は 場合により 人以上に大事にされた キャラバンサライではまず動物を休ませたのである
天井が非常に高いのは 空気の流通をよくするためだろう
それにしても このキャラバンサライは13世紀のものだという それなのにまだ動物のにおいがするのはなぜだろう 延べ何千頭 何万頭という駱駝が泊まったにおいはそれだけ深く染み付いているのか とても不思議だった
上の写真はキャラバンサライの入り口 きれいなのは後から補修したのであろう 下の写真は動物の宿泊所の中である