原爆投下

アメリカがもっとも恐れていたのは ドイツがアメリカに先んじて原爆を製造することだったという アメリカは巨費を投じて総力を挙げて 原爆の製造に懸命の努力をして ドイツより1日でも早く原爆を作りたかった ドイツ軍が 最後の 切り札 として V1号 V2号(テポドン型の長距離ロケット弾) を発射したとき これが最終兵器なら もう原爆の製造はないだろうと喜んだそうだ
原爆をドイツに使う前に ドイツは降伏してしまった 残る敵は日本だけとなった 
日本も制海権 制空権を失い 度重なる空襲により本土は焦土と化し 降伏は時間の問題だったと思う 原爆を落とさなくとも 少しは時間がかかったかもしれないが無条件降伏となったと思う アメリカは言う 原爆投下のおかげで 日本国民の本土決戦の意思をくじいて 早く戦争を終わらせることができた 早く終わらせたので それだけ戦争犠牲者を増やさないですんだ これは1面の真理かもしれない
しかしもう1つの隠された目的があったのではないか? 原爆が兵器である限り 実際に使ってみて効果を確かめる必要があった 確かめるだけなら 広島への1回の実験で十分である 長崎にも試したのはなぜか 広島のものは ウラニウム爆弾 長崎のものは プルトニウム爆弾 爆弾が違っていた だから2度実験する必要があった
戦争中とはいえ なんとも ひどい実験だった アメリカはその破壊のひどさ 悪魔のような残酷さに驚き その後2度と原爆を使っていない 他の核保有国も使っていない 
アメリカが日本に核を落とさなかったとしたら どこかで実験のため 使っていたかもしれない たとえば ひき続いておきた朝鮮戦争などである 
日本における 残酷にして 尊い犠牲は その後 世界の核抑止力に絶大な貢献をしているとおもっている