アスベスト

毎日のように　アスベストの被害について報じられている　アスベストを吸い込むと中皮腫という癌を長い潜伏期間を経て引き起こすという
私がアスベストを使ったことがあるか考えてみた　理科の実験のとき　石綿（アスベスト）付金網というものを用いた　上図がそれである　　ビーカーやフラスコに入れた液体をガスバーナーで熱するとき　直接三脚の上にフラスコなどを置くと割れる恐れがあるので　アスベストの金網を中間に入れて熱するのである　
これは危険がないのか？　アスベストは金網にしっかり接着されていて　アスベストが飛び散ることはまずないので　安全と考えていい　(私は現職を退いてから20年もたつので今でもこの類のアスベストを理科の実験に今でも使用しているか疑問である)
もう１つ　厚さ１ｃｍ　３０ｃｍ　ぐらい　四方のアスベスト板があった　おそらく　坩堝などの高温のものを置くためのもの　または　高温を発する化学実験のとき台として使うものだろう　すべすべして光沢があった　こちらのほうはいくらか飛び散るかも知れないが　めったに使わないから大丈夫と思う　
アスベストは優れた性質を持っていて　耐熱　腐食　水　薬品　絶縁　にも強く　　だから広く用いられていた　岩石の蛇紋岩と同じもので　蛇紋岩はなんらの毒性がない　ただこれが繊維状(髪の毛の１/５０００の太さ)になり　吸い込んで肺の組織に刺さると　発ガンすると恐れが出てくるという　形状が問題になる珍しいケースである
下の図は蛇紋岩できれいに磨くと　蛇の皮のような模様になり飾り石などにする
　１目盛は２ｃｍ　
http://www.bekkoame.ne.jp/~benzen/sozai/kigu/kigu.htm　金網のサイト
http://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/henseigan2.html　蛇紋岩のサイト