ノカンゾウ

この花も名前がわからず とにかく撮影しておこうと 少し前に撮ったものだった 形から見てユリ科に違いない 図鑑でもっとも似ているものを探したところ ノカンゾウ というのが出てきた 形といい色といい 似ている 他にヤブカンゾウ ニッコウキスゲ スカシユリ などあったが ノカンゾウが一番似ている 
疑問に思ったのは ノカンゾウは 1日花とかいてある つまり花が1日しかもたないということだ 1日花で思い出すのはアサガオ ヒルガオなど 1日でしぼんでしまう花 
咲いているノカンゾウ?は1日でしぼんでしまうには あまりにも立派過ぎると思った
それで ある一つの咲いている花に目を付けて 翌日観察してみた 確かに その花はしぼんでいた そして 新しい花が開花していた
気付いたことがある 1日花は咲いている期間が長いということだ ヒルガオなど毎日少しずつ咲いて 長い開花期間を保つ これに比べるとツツジクチナシなど一斉に咲く花は 期間が短い ランナーにたとえると 1日花は長距離ランナー エネルギーを小出しにして長く続かせる 一斉型は エネルギーを一度にフルに使う短距離選手だろう
この違いは 多分原産地の環境により どちらか 受粉に有利なように進化したしたものと思われる
それにしても ノカンゾウ は 立派な花を次から次と咲かせる 大変なエネルギッシュな花だと感心した