スイフヨウ


近所の民家に咲いていたスイフヨウである 漢字で書くと 酔芙蓉 でフヨウの花がお酒に酔ったという意味の名である なぜ酔った状態かというと 朝花が咲いている時は純白の花だあるが 時が経ち 午後 夕方 になると段階的にピンクに色が変わる そしてピンクになったまましぼむ ピンクになる有様がお酒に酔ったようだということでこの名がある これは朝撮った写真で白の花と前の日に咲いてしぼんだピンクの花が観察できる
なぜそうなるのか調べてみた 赤い色素はアントシアニンという抗酸化物質で 植物に強い紫外線が当たると活性酸素ができて植物に害を及ぼすことがある これを防ぐのが抗酸化物質で 例えば南国の花ハイビスカスなどが真っ赤なのはアントシアニンをたくさん持ってるためだという そういえば ベニカナメもモチ と言う垣根などに用いられる潅木の葉の幼葉が赤いのも強い紫外線から護っているのだろう
スイフヨウはそれなら初めからどうしてピンクでなく白なのだろう 解説者がいうには虫集めのため明るい白にしているが受粉が終われば頑張って白を保つ必要がなくなり本来のピンクに戻るためであろうという
ついでに 葉はクロロフィルやβカロテインなどの抗酸化物で活性酸素からの害を防いでいつそうな