経済ネットワーク

近頃のニュースを見ていると 世界が不安定になってきているのがわかる 毎日のように世界にどこかで繰り返されるテロのニュース 北朝鮮の水爆?実験のニュース ヨーロッパではEUの組織がうまくいっていない そこの押し寄せる数限りない難民 EUの崩壊さえささやかれるようになった 制裁と原油安によるロシア経済の危機 南沙諸島の米中の対立
世界はきな臭いところでいっぱいである 今はISとの小規模な戦いが起こっているが いつか争いは 大戦に発展してもおかしくないという解説者もいる
だが わたくしは楽観的に考えている というのは世界が経済的につながっているかだ このつながりは昔に比べると非常に強いつながりで 例えばアメリカは中国を攻めることが難しい 中国の巨大市場を失うことになるからである 中国も同じことが言えて アメリカの巨大市場と仕事の巨大受注先を失う いまや世界は網の目のように経済の網でつながっていて動かすのが容易でない 
だから戦争抑止力は原爆や強大な軍事力を持っているというより TPPのような経済機構は大きな戦争抑止力となると思っている この経済のネットワークは手かせ足かせとなり戦争という行動をとりにくくしている 妙な例えを言えば 虎とライオンが争っているとして これに両方を覆う様な大きな網をかけたとする 網が邪魔になって両者とも動きができなくなる それが経済ネットワークである
もともと平和目的でできた経済組織EUは絶対に崩壊しないでほしいし 中国が唱えているAIIBだって ネガティブな面があるが 面子にこだわらずに日米は参加したほうがいいのではないかと思う それも一つの経済ネットワークだからである