偶感

かつては日本のもの造りの看板として 世界的なシェアを誇っていた 日本の薄型テレビが売れず ソニー パナソニック シャープの 電機メーカーが巨額な赤字を出してしまった 日本で唯一となっていた 半導体メーカー エルピーダメモリーが会社の自主再建をあきらめて 会社更生法を適用することになった
何たる体たらくと 涙が出てくる気持ちである(少し大げさ) 
しかし これは 盛者必衰の理 を表すという昔からの習いなのであろう 
私は 電子辞書を2つ持っているがメーカーはそれぞれ日本のシャープとカシオであるが 製造者を見ると インドネシアであったり チャイナだったりする つまり日本製といってもが外国製なのである だから ソニーとか パナソニックなどといってもブランド名が日本のも物で 実際に造っているのは外国ということが多いのでインターナショナルな製品なのだ このことを考えると 発想の転換で いまさら涙が出てくることも無いのかもしれない
前に日本の国技といわれた相撲が大関 横綱の上位陣がほとんど外国出身の力士でしめられたとき 何たる体たらく と嘆いて見たが これも発想の転換で 日本だけの民族競技を世界的にのし上げて有名にしたと考えれば 広い世界から力自慢腕自慢が集まって勝負をしているのだから世界の中の最も強いものが上位にいるのは当たり前である いまではコレデイイノダと相撲を楽しんでいる
いま問題になっているTPPのことも これに参加すると日本のメリットはデメリトはとすぐに考えてしまうのだが 日本だけの観点からより どのような妥協をすれば隣人および世界の利益になるのかをも考えるべきであろう それが後々日本の利益にもなる ”情けは人のためならず“