東北再建

依然として余震の報道が続いているが ほとんど東北関東に関するものである 関西方面はほとんどない これは関西地方が乗っているプレートがユーラシアプレートで東北関東が乗っている北米プレートと違うからである
東日本大震災の主な被害は津波によるもので 見渡す限りの広大な更地を出現させた これは考え方によってはプラス指向に考えることが出来る と言うのは 人々は今までと同じ町並みを再現させると言う考えは少なく なにか新しい構想が考えられるからである 今まで国が巨大プロジェクトを実行しようとすると 一番難しいのが住民の賛同をえることであった 現に私の住む世田谷では小田急複々線工事が進められているが 驚くほどの時間がかかっている 中国では三峡ダムを作るのに100万人の立ち退きを行った 共産主義という体制のおかげで出来たことである
今度の震災では 不幸なことではあるが 住民の立ち退きと言うことを自然災害ということで実行されてしまった 東北に巨大プロジェクトを立ち上げる絶好のチャンスかもしれない 何しろ広大な更地なので 設計が自由なのだ たとえば 数年前に立ち消えになった第二東京構想などもある ブラジルのブラジリア オーストラリアのキャンベラなど 自然に人が住みついて出来た都市でなく 設計して作り上げた都市である
東北は地震がなくても 小規模な漁業 農業で 従事している人は老齢化が進んでいた そこで考えられるのは 集約した漁業 農業の大きな組織をつくり 若者も経営に参加すれば災い変じて福となるかもしれない