風評被害

韓国では 雨が降ったとき小学校が休校となった 日本からの放射性物質を含んだ雨が心配だったというのだ 都内の小学校では水道水が心配であると言う 飲み水は子供にペットボトルを与えるとして 学校の給食には水道水が使われているので大変心配であると言う 理由は金町浄水場で放射性のヨウ素が検出されたことである しかしその後 検出されなくなり警戒は解除されたはずだ 福島県から来た避難民にたいして 被曝者はくるなと罵声を浴びせられた 福島ナンバーの車の駐車を断られたと言う これは皆正確な知識を持たないで ただ恐れている人がかなりいることを示している
日本は太平洋戦争によって2回も原爆の攻撃を受けている そのときは日本の空はかなりの部分が放射性物質で満たされていたはずでる 今のように放射能検出器がなかったので危険区域などはわからず 知らぬが仏というか 平気で暮らしていた 今 計画避難区域に指定されていた飯館村のようなところはざらにあったろう しかも その危険区域から生産される米 野菜 牛乳なども食べたり飲んでいたことになる 
原爆はそのときだけだが 放射性ヨウ素半減期が短く 短期間に無くなってゆくが 半減期の長いものは長い間の残っていたはずだ しかもその量は半端じゃない 特に長崎に落とされたのはプルトニウム爆弾 半減期が2万4千年と言う最悪の放射性物質である それでも日本人は生きてきた しかも世界一の長寿国となって 
もちろん 放射性物質を甘く見るのは禁物であるが 正確な知識で判断して 正しく恐れることにすれば 風評被害のようなことは起こらないと思う 外人が恐れて日本を逃げ出すのは仕方がないかもしれないが 当の日本人まで恐れなくてもいいことを恐れているのは困ったものである もう少し賢く恐れよう