ベクレル シーベルト

昔 あるロウソクの明かりを1カンデラと決めました カンデラはCandleのことです 光源の明るさで光度といいますカンデラは光度の単位なのです 日本ではカンデラのことを燭といっていました 電気屋さんに行き30燭の電球をくださいというと30Wの電球を売ってくれました 大体似たような明るさなのでそれでよかったのです 今では燭というのはすっかり廃れてワットだけになりました 
照度というのがあります これは光で場所が照らされている明るさです 光度は場所により変わらないのに その近くは明るく 遠く離れると暗くなります つまり照度は場所により変わるということです 照度の単位はルクスです 人間の目には50ルクスぐらいが疲れないなどといいます
今ニュースでよく出てくる ベクレル と シーベルトがこの関係にすこし似ています ベクレルがカンデラに当たり シーベルトがルクスにあたります 浄水場の水が210ベクレル/kgなど言います つまり浄水場の水1kgに210ベクレルという放射性物質が含まれると言うことです それにたいして 100mSv/h と言うのは そこに1時間(hour)いると100ミリシーベルトの放射線を浴びると言うことです 100mSv/y なら1年間(year)そこいると100ミリシーベルトを浴びる レントゲン検査のように瞬間だけ総量で100ミリシーベルトを浴びるときは 単に 100mSv となります
地震で言うと 地震の強さを示すマグニチュードがベクレルにあたり 震度が場所により違うところが シーベルトに似ています
英語で言うと 能動態がベクレル 受動態がシーベルト ここまで飛躍すると too much と言われそうですね