ネガティヴな一面

近頃やっと大手の自動車メーカが黒字になるなど リーマンショックから脱したような気配である しかしギリシャの経済危機に 端を発したユーロ圏の不安が残る
少し前まで 日本ではデフレスパイラルになるかもしれないなどテレビで言っていた
そして 250円の牛丼とか 激安店に押し寄せる民衆などを報じていた これらの報道はどんな効果があるだろう 激安店の紹介は消費者にとっていい情報なのだろう しかし ネガティヴな面では デフレを助長するのではないかと思う 人々は あんな安い店があるなら 一般の普通の値段の店で買うのがばかばかしく思う人も居ると思うからである
インターネットで 激安ショッピング とか 価額.COM などの情報がある これは一番安い店から それより高い店まで ランキング形式で発表されている これも消費者にとっていい情報なのだが 店としてはおそらく1番安くしないと注文が少ないので 争って低価額にする競争になることだろう これもデフレを助長すると思う
デフレとは関係がないが 近頃 常用漢字が増えたことを報じていた 鬱 麺などが入るという また テレビでやたらに 漢字に関するクイズある かなり難解な漢字で 普段はほとんど使われないものや熟語が出てくる そのせいもあって 漢字検定という試験がブームだという 国民の漢字認識が高まるのはいいことなのだと思うが あえて ネガティヴのことを言うと これらのものが普及してしまうと 読めない人や書けない人も増える ということは 読める人と読めない人の間に格差をしょうじて一般的でなくなる 大げさに言うと民主主義的でなくなる これは なんで常用漢字や当用漢字が決められたかという主旨でもある なんでも物事には ネガティヴな面があるのだから仕方がないといえば その通りである