花の花壇


“馬から落ちて落馬して 女の婦人に笑われて 顔を真っ赤に赤面し 〜〜〜”これは私が 山形県の学校から転校して東京の小学校に入ったとき 友達の一人から教えてもらったものである こういうのをなんと言うのだろう 二重言葉とでも言うのであろうか 不必要な言葉が入っている 東京 目黒三田の自宅の隣は大家さんで 電気屋さんでもあった 私は 電球を買いに行かされたとき 電球を買ってきて “電球のタマを買ったよ” と報告すると 父が気づいて “ケンボー 電球だけでいいんだ タマはいらないよ” 習慣的に使っている言葉が 意外にも間違っていたことを知らされた瞬間であった
今年は寒い春で サクラも長く咲いていたが 今は散る花びらで下の道路が花盛りである
花の花壇 これは二重言葉ではない 散るサクラの花びらでデコレーションされた花壇という意味である 普段は黒い土をバックにしてパンジーが植えてあるが これもコントラストが強くなかなか良い しかしその黒い土がピンクに変わっている コントラストとしては違ったものになるが なかなかきれいである