年末雑感

今年も 経済は世界的な不況に見舞われて 相変わらず 中東では争いが続いているが 大きな戦争はなく 大局的には平和が続いていて 2010年を迎えようとしている
これは第二次世界大戦からおよそ60年間 私は 戦争を経験していないことになり 長い平和だと考えていい しかし 過去にも 平和が続いた時代があった 江戸時代である およそ260年 続いた これも奇跡的である しかし驚くのはまだ速い エジプトは3000年平和の時代が続いた どうしてこのようなことが出来たのかというと 変化が極めてスローであったからといっている エジプトは人々が生まれてから死ぬまで ほとんど同じ生活を繰り返していた 江戸時代も鎖国によって 世の中はあまり変化せず 人々は 生まれたときとほぼ同じ生活を繰り返せばよかった このように考えると 平和のキーワードはスローな生活のようである 外国から攻められたり 国内で反乱が起こったりすると世の中は俄然忙しくなる そして人々のストレスは 戦争の引き金となってゆく
現代は決してスローな時代ではない 私が生まれたころの時代と いまの時代を比べると天と地の違いと言っていいほどのものを感じる それなのに 60年間戦争がなかったのは 綱渡り的に平和が保たれている? それより 人々の良識が 戦争を避けるようにした 人々の良識が進化を遂げて これらの災厄を避けるように働いている? 
いつも言われることであるが 激動の××年が終わり 更なる激動の××年に入るといわれている これは毎年繰り返される かつて 激動でない年など なかったと思う それでも 何とか無事だったのは 幸運というべきであろう 変化の激しいのに平和が続いているように見えても 人々のストレスは 個々の犯罪の増加によって現れているとある人はいいます そうかもしれません でも来年も そこそこに無事にと願うのです