野菜

かなり昔 友達の一人が 野菜というものは 健康に必要というのでたべているが 決してうまいものではない といっていたことを思い出す 何でもうまいと思って 食べている私には少し意外に感じた でも そういえば 肉や魚のように うまいなーといって感動することは あまりないと思える 
子供に野菜嫌いが多いという 子供は正直だから 大人のように健康にいいからという理由で 積極的に食べるということをしない お母さんから 野菜を食べなさいと しつこく言われるから仕方がなく たべていることが多いと思う 
私自身 子供のとき 山形で おしん などで有名になった 大根糧飯(かてめし)を食べさせられた いやで いやで 食欲をなくした 母は これは逆効果だと 通常の白米ごはんの戻した 食欲が回復したのはもちろんである  野菜でも ごっこら漬け(がっこ)といって 大根の糀漬けは好きであった 理由はこの漬物が甘いということだった
トマトも苦手だった そのころのトマトは やけにトマトくさくて 甘くもなく まずい印象があった
果物は 子供が好きである 理由は甘みと適当な酸味があるからである
大人になって とんかつについてくるキャベツが大変おいしい 店によってはキャベツをお代わりできる このように野菜がおいしいと感じるのは 経験を重ねて 味覚が進歩したのだと思う