街路灯

kutuzawa2009-02-10

昭和10年の頃 山形県から東京に移ったとき 何よりも違うと思ったのは 街の灯である 山形県の羽前向町というところに我が家があった 停車場といっていた陸羽東線というローカル線の駅に向かうメインストリートといえども 街灯がなかったと思う ただ 商店からもれている明かりが 道を照らしていた 店も店番らしき人もいなくて カラガラと ガラス戸をあけて ハイットー 声をかける 入りますよ という意味だ すると店の奥から 店の人が出てきて 物を売ってくれる
そんな状態であるから 恵比寿の商店街を見たとき これは これはと 感心 したり 感激した 道の両サイドに スズラン灯といっていた 街灯が何メートルか置きに規則正しく設置されている スズラン灯というには スズランの花のような傘をつけた電灯が 2?段重ねで煌々と光っているからである これぞ大都会の夜景である なんてきれいなんだろう 
今は世田谷に住んでいるが 近所に茶沢通り(三軒茶屋と下北沢を結ぶ)がある 最近 街路灯が新しくなったといって お祝いの旗が出ていた なるほど 機能的だけでなく アート的になっているみたいである 以前にも街路灯があったはずであるが どんな形だったか思い出せない おそらく 大型の蛍光灯がついていた? これを スズラン灯 並みに  美しくしたのであろう