霜柱の出来方(補足)

説明が不十分だったようです 霜は空気中の水分が凍ったもの 霜柱は地中の水分が地面に吸い上げられて凍ったもの だから水分が地面まで移動できる仕組みが必要です シベリアの永久凍土のように 地面の深いところまで凍っていると 水分は地下で氷になっていて 氷は固体ですので 移動が出来ません 霜柱には水分が補給できません だから 地面の上は0度以下でも 地下では 移動できる液体としての水が存在できる0度以上と言う事が必要です
気温が0度以下になっても 地面が0度以下になるのは時間がかかります 地面はまだ0度以上という状態がしばらく続く事になります このとき霜柱が出来る 気温がこれ以上下がらなくても この条件が続けば 霜柱は成長します 
地面がなかなか0度以下にならないのは もひとつの理由があります 水が凍るとき 熱(凝固熱)を周囲の地面に与えます(氷で物が冷えるのは氷が周囲から熱を奪うからです それと逆に水が氷になるときは周囲に熱を与えます) それで地面は温度が急には下がらないのです
更に気温が下がった時という蛇足を付け加えたので余計わからなくなったかも知れません 
もし気温が更に下がったとする そして地面の浅いところも0度以下となったとすると その浅いところの水は氷なので動けません でも その下はまだ0度以上なので その下は水が動けるので そこが成長点となるわけです つまり水が動ける境界面が霜柱の成長する面ということです