事故(3)

病院での過程をよく覚えていない しかし 最初に運ばれた室で4,5人の若い救急外科医によって囲まれた テレビドラマを思い出していた と言うのは 外科医が不思議にもイケメンぞろいであった 前に救急士が行ったのと同じ質問をした 最初行ったのが CTスキャンによる 脳内の検査であったと思う テレビの画面で何回かその場面は見ているが 自分人の経験は始めてである
トンネル状の穴の中に体が吸いこまれていく しばらくじっとしていると トンネルから出された 検査が終わったのだ
その後 ストレチャーから車椅子に乗せられて 脳外科に行く CTスキャンの写真がすでに出来ていた 写真を指差して打ったところはここですが 異常は認められません (何とほっとした事か) では 傷の手当てをしてください 別の部屋で 頭の傷を縫う 縫うと言ってもホッチキスで止めるのである パチパチと言う度に痛みがはしる 次に レントゲン室に運ばれた  右手の写真を撮るためである その写真を持参して 整形外科に行き腕の具合を診断してもらう 手首につながっている骨が折れていますね ギブスで固めましょう ギブスと言っても石膏ではない パックされた袋から濡れた包帯が出てきた これを腕に巻くのである この濡れた包帯はしばらくするとガジガジに固まるのだった 
このギブスは水に濡れると弱くなるので お風呂に入るようなときは濡れないようにしてください やれやれ 長い間不便な生活が続く事になるだろう
痛み止め と 痛み止めを飲んだとき 胃を保護するための胃薬をもらった