丸い虹

kutuzawa2007-10-17

ある日の午後 テレビをつけたら NHKの高校講座 物理の時間だった その中で 虹のことを取り上げていた 虹は常識的には 半円状と考えているが それは地平線によって遮られているためで もし遮られていなければ 円状の虹が見えるはずである と講師の先生の話 そういえば 私も虹は何回か見ているが 地平線の下まで見えない だから高いところにから たとえば飛行機に乗ったときに 丸い虹がみられるかもしれない
そして テレビでは かなり大規模な実験が行われた 広い校庭にポンプ車2台を持ち込み 天に向かって放水する 霧をつくるためである 観察者は クレーンに乗って高いところから観察する ところが虹が見えない ホースを調節してもう少し 水滴を細かくしてください などと注文する でも うまく行かない そのうち太陽に 雲がかかってきた 容易に晴れそうも無い NHKとしては実験をあきらめなければならず 大失敗に終わった 講師の話ではその後 試してみたものの成功していないそうである
教育番組としては これでは具合が悪いので 小型の実験を用意していた 超小さい ガラス(プラスチックかも)の玉を無数に壁に貼り付けたもの(水滴の役目)に まえから豆電球(太陽の役目)で照らす 壁に円状の虹が出来ていた 豆電球の光は黄色ぽい ので 赤と黄色がよく出ていた しかしこれは 擬似実験に過ぎず満足なものでない
この丸い虹の実験は 名人 米村でんじろう氏なら もっとうまい方法を考え付くかみしれないなどと考えた
写真はナイアガラ瀑布の 円の1部しか見えていない虹 Tさんの写真をお借りしました