需要と供給

最近 近所の柏餅などを売っていた餅菓子屋が 長年のご愛顧ありがとうございました と張り紙を出して 廃業してしまった その後に 歯科医院ができた これは驚いた 近所にはたくさんの歯医者がいて 大げさに言えば 石を投げれば歯科医院に当たる状態なのだ まさに 供給過剰のような気がする
しかし NHKのクローズアップ現代で 産科の医者がたりずに ご飯も食べる暇のないくらい忙しい 産婦人科の実情を報じていた 
これはいったいなぜなのだろう アダムスミスの 自由に任せておけば 神の見えざる手が働いて 需要と供給のバランスが自然にうまくゆく という理論が適用できないのではないか 
暇な はやらない医者は 誰でも いやだと思う あんなに はやるのなら 産科医になれば さぞかし珍重されるだろうし 経済的のも 豊かになれると思わないのであろうか
札幌ラーメンがひどくはやった時期があった それっとばかり 札幌ラーメン屋が増えた 経済の世界では はやるものには敏感なのだ 
どうして 供給過剰の歯医者がさらに増え めちゃくちゃにはやる産科医がへってゆくのであろう いろいろな事情があるのはわかるが 非常に基本的で素朴な疑問が生じた