関係?

前に述べた オーヘンリーの“最後の一葉”と言うのは 桜の葉ではなく ツタの葉である 肺炎になって ほとんど死を宣告されていた少女が だんだんと散り行くツタの葉に自分の運命を重ね合わせる そして 最後の一葉が散るときは わが身の散るときであると 信じてしまう
ところが 凄まじい嵐の晩も 最後の一葉は散らずに残っていた これを見た少女は生きようとする強い意志力を与えられて 回復の向かう 
ところがアパートの階下に住んでいた 老画家が肺炎になり 病院でなくなる 種を明かせば この労画家が少女の話を聞き 嵐の晩に ツタの這っている壁にペンキで葉の絵を書いたのだった 無理がたたり老画家は病気になってしまったのである
人間は時々 無関係なものを結び付けてしまう ツタの葉と 少女の命とは関係ない 近頃のテレビで 志村けん が 茶柱が立っているのを見て 今日は良い日とばかり パチンコに出かけるコマーシャルがあった これも関係ないのではなかろうか でも 人は気分によって健康 行動が影響される 心理的効果があると思う
勤めていた学校に 熱烈な巨人フアンの先生がいて 巨人が負けると その日 生徒に不意試験を課した それが例になっていて 巨人が負けると 生徒は戦々恐々としていた 不意試験は 普段から勉強をしていないと間に合わないので 普段から勉強させる癖をつけさせて 生徒の学力を高める1つのよい方法であると思うのであるが 巨人の負けがどうして テストと関係あるのか どうもよくわからない