余談

前日の “いやじゃありませんか 水兵は”という歌について述べたい 戦時中は言論統制が行われていて ガチガチの軍国主義だけかというと そうでもなかったと思う もちろん 歌は戦意高揚の軍歌が主体であったが 次のような歌もあった
     1 腰の軍刀にすがりつき 連れて行かんせ ソロモン*1
      つれて行くのはいいけれど 女は乗せない輸送船*2

     2 大佐 中佐 少佐 じじむさい さりとて大尉にゃ 妻がいる
      若い 少尉にゃ 金がない 女を泣かせる中尉殿

     3 いやじゃ ありませんか 水兵は カネのお椀にカネの箸
      仏様でもあるまい に 一膳飯*3とは情けない
この歌はラジヲなどのマスメディアでは扱っていない おそらく 口コミで流行したものであろう では最初はどこから出たのだろう お座敷で軍人たちが歌っていたのではないかと思われる
3番の水兵の歌は余り知られていないようだ 軍艦では食器類をガチャガチャ洗っても 割れないように 金属製のものを使ったのだと思う
韓国でカネのお椀に カネの箸を使うのは 同じ理由か 伝統的なものか また ようすけ氏 が言うように 環境問題を考えてのことなのかもしれない 

*1:どこまでも というのもある

*2:戦闘機 雷撃機などのヴァリエーションもある

*3:金属製のボールに入った飯のこと?