2つの父子

亀田興毅のボクシングの判定に対して いろいろの批判が出ている  これは判定が意外な結果となってしまったのは 亀田が悪いのではなく 彼は 全力を尽くして戦っただけである 疑惑なのは 判定を下した審判なのだ そのことについては マスコミで散々述べられているのでとり上げない とりあげたいのは 亀田父子のことだ 父は息子に 期待をかけて 考えられないくらいのハードなトレーニングを施した でも息子は父の教えに真摯についていった 
これと反対の現象が起こったのは 奈良の放火母子殺人事件だ 父は息子を一流にすべく スパルタ式の勉強を施した 息子は ついに切れて 反発して 現状から逃れる手段として放火した 結果は 母と弟妹を焼死させてしまった
共通な点は 父が必死になって 息子を抜きん出た者にしようとしたことだった 結果が天と地ほど違うのは はどうしてなのか 息子自身の性格の違いが大きいと思うのだが スポーツと勉強という 分野の違いが また 大きいと思う スポーツの場合 ストレスがあったとして 体を動かしているので 発散ができているのだろう ストレスを発散しながら努力しているのだ  勉強は机に向かっての作業である 懸命になって長時間 努力すればストレスがたまるだろう 発散しないまま また努力するという悪循環になりかねない
私なども 天気のいい日は 散歩に出かけるなどして 1日中 家にいてマンネリになるのを避けるようにしている テレビばかり見ている 本ばかり読んでいる この ばかり ということがよくないと思う 少しでも 体を動かせば 発散できると思うのである