民謡酒場2

kutuzawa2006-06-03

民謡酒場は K氏がある女子高に務めていたとき の生徒の一人が浅草子であり その生徒がやがて店のオーナーになった店であった 階下は普通のみせで 二階が舞台がある民謡酒場になっていた 和室で 飲み食いしながら演奏や踊りを見るようになっている
まだ早いせいもあって 我々が一番客であった オーナーで女将がすぐの挨拶の来た 食べるものはすでに食べてきたと話すと残念そうであったが すぐ チューハイとおつまみが出てきた 
それをたしなみながら 女将がK先生は昔はハンサムだったのでたくさんのフアンがいたことを話してくれた 彼女もそのフアンの一人であったそうだ 時が それを平均化してしまう 若い時のイケメンであった彼も “いずこも秋の夕暮れ”のように 似たような爺さんになってしまった
女将の命令で 舞台では 津軽三味線の合奏が始まった 圧倒的の大音量であった 耳が少し悪い私にもそれを感じた それに津軽三味線特有の速いリズム これが ガンガンと入ってくると 気分がジットしていられず ある種の興奮状態に陥る なるほどロックのライブの演奏が大音量で演奏されるわけがわかった 大音量は興奮状態になる過程の一つであったのだ
それが終わると又会話が始まる 途中でお国はときかれて山形県というと 真室川音頭と花笠音頭を踊りながら演奏してくれた その他 色々 そのレパートリーの広さに驚く
演奏している人が非常に若いことも驚きであった 若い人が日本の古典芸能にこんなに熱心だとはうれしいことだ しかも演奏はたいへん上手い 良くこれだけの若者を集めましたね というと この店は老舗で 若者は民謡の勉強もかねて 自然に集まってくるのですよ と女将 民謡酒場は初めての経験だったが なかなか面白く過ごせた
写真の背後に 店のものが 民謡コンテストで優秀な成績だったことが書いてある