ぶどうジュース

nearbridge氏がワイン作りを楽しんでいる 氏のブログに山葡萄の記事が載った
http://d.hatena.ne.jp/nearbridge/20060314
山葡萄には思い出がある 山形県に住んでいたとき 山葡萄を食べたことがあった おそらく近所の農家の人から分けてもらったものだろう そのまま食べると猛烈にすっぱい 母は葡萄ジュースにして大量の砂糖を入れて飲ませてくれた その頃飲み物としては 缶入りの練りミルク(コンデンスミルク)があるだけであったので 葡萄ジュースは非常においしく感じた 葡萄はかなりたくさんいただいたので 絞ったジュースは砂糖を入れて何本かたくさんの 一升瓶に入れて保存した 飲むときはこれを水で割って飲む 大事にして何ヶ月もの間飲んだ 
しかし ある冬の寒い日であった 夜明けのころ 鈍いバーンというような音が 何回か聞こえた 母が起きて様子を見に行った 大変なことが起こっていたのだ せっかく保存していたぶどうジュースは寒さのために凍り体積が増したので瓶が破壊していた ジュースは外に流れてしまった 4、5本ぐらいあるビンは半分が壊れていた もったいないことをしたと皆が思った 祖父がコモのようなものをかけておくべきだと 講釈を始めた
普段 飲兵衛で 少しだらしがない祖父から 長々と講釈されて母は二重に 不機嫌な顔になった
ただの水なら凍りやすいのはわかるが 糖分を一杯含んだ葡萄液が凍るとは!! 山形県での家の中がいかに寒かったかを示すことになる