π=3(3)

kutuzawa2006-02-09

π=3の記事に nearbridge氏からコメントがありました とっても面白い発想ですので 氏の許可を得て 氏の文と絵とをそのまま載せることにしました 
おそれながら
多角形のモデルは、円の面積を考えるときに、よく使われます。
多角形モデルでの、うまい説明が思いつきません。別の方法で考えてみました。
円周率(π)は、ご存じのように 3.14 …. です。小数点以下の部分、つまり 0.14 … を Δπ と書くことにします。 そうすると、π=3+Δπ と書けます。
半径 r の円の面積(S)は、
S=πr =(3+Δπ)・r = 3r + Δπ・r ≒ 3r  
上の式の中の ≒ は、だいたい等しいという記号です。(Δπ・r は、小さいので、無視してしまいます。)

そこで、寛永通宝を思い出してください。(この硬貨は、中央に四角い穴があいています)この四角の面積が、Δπ・r です。円の面積を考えるときに、この四角の穴は小さいので無視できると、考えてはどうでしょうか。*1


蛇足(kutuzawa) いまかりに円の半径を1cm(直径2cm)とすると 中央の四角い穴は
Δπ・r=Δπ・1=0.14cm=0.37cm×0.37cm=3.7mm×3.7mm つまり3.7mm角の穴になる

*1: 四角い穴の1辺の長さは、円の半径に比例します。図では、誇張して大きく書いてあります。