方陣算

簡単な文章題を考える
3本で360円の鉛筆を5本買うといくらか
比例でもできるが オーソドックスな方法は 
360÷3=120 (1本の値段) 120×5=600 600円が答え
数字だけでなく元(ゲン)(ここでは本 円)を入れてみよう
360円÷3本=120円/本 
120円/本 × 5本=600(円/本 × 本)=600円 (本は約されてなくなる)
このように答えの元が意味のあるものでなければならない 意味がない元が出てきたとき計算方法が間違っているのである
ところが昔習った方陣算で 先生が 全体の人数を出すには 横の人数と縦の人数をかければよいと教えてくれた
生徒が 横に4人ずつ 縦に10人ずつ並んでいる 生徒は何人いるか
先生の説明どおりにやると
4人 × 10人=40人
答の元がおかしい 人の2乗とは何のことか しかし数字はあっている  これは計算の仕方はあっているが 考え方がおかしいのである 
実はこれは 横1列につき4人の列が 10列あるということなのだ
ゆえに 4人/列 × 10列=40(人/列 × 列)=40人
答の元が意味あるものとなった
機械的に解法を覚えさせるのは 簡単だが本質がわからなくなることがある