ボスフォラス海峡4

第2ボスフォラス大橋が近づいてきた この橋は日本の技術陣によって架けられた橋だとガイドの説明 なんとなく NHKのプロジェクトXを思い出した その橋のすぐ近くに ルメリヒサールと言う 要塞がある 例の征服王といわれた メフメト二世が突貫工事を命じて わずか4ヶ月で造らせたものである 目的はコンスタンチノープルを手に入れるため ここを通る船から通行料を取る また ビザンチン側の船を大砲で打ち 遮断して 援軍 物資の補給路を絶つためである
これがボディブロウのように効き やがて 1000年以上続いた難攻不落であったコンスタンチノープルの陥落へとつながる
コンスタンチノープルの陥落は キリスト教国 と イスラム教国 の世界的な分布地図を決定した大きな出来事でもあった
世に 征服王といわれた王は若い メフメト二世 アレキサンダー大王しかり 蒼き狼と言われた ジンギスカンも比較的若かった
ビザンチン側の王は コンスタンチン パレオロガス このコンスタンチノープルの創設者と同じ名前の王は 50歳に近かった 最後に 彼は群がるトルコ兵の中にきりこんでゆき その後 彼の消息は不明となった
夏目漱石の “吾輩は猫である“に出てくる軽い意味で ”お馬鹿さん“を言う オッタンチン パレオロガスは この王の名のもじりである

 第二ボスフォラス大橋とルメリヒサール
 ルメリヒサールに近づく
 添乗員推薦のコンスタンチノープルの陥落について書かれた小説 どのようにして コンスタンチノープルがインスタンブールになったのかがわかる