洞窟教会

kutuzawa2005-10-13

トルコは 今は イスラムの国で99%の国民がイスラムであるが 昔はキリスト教の国だった トルコにキリスト教をもたらしたのは聖パウロである そして4世紀ごろ 修道士が凝灰岩に洞窟を掘りはじめて教会をつくり みごとなフレスコ画を洞窟に残した その後教会は数を増して行く ギョレメ野外博物館にある洞窟教会がその例である 11世紀にできたものが多い しかし後からのイスラムは 偶像崇拝を禁じているので 画は傷つけられ 特に目が消されているのは痛々しい 目は呪いなどに関係があるのだろうか ギョレメとは見るなという意味だそうで イスラムは ここは見てはだめといっているのだろう
博物館というと いろいろな展示物がケースなどに入れられて展示されているのを想像できるが これは教会などの遺跡がそのまま凝縮した形で存在するものだった
全体像の写真がないのでわかりにくいかもしれないが 上の写真はギョレメ博物館内の聖バルバラ教会の壁画 下のものは暗闇教会(内部が暗いのでその名がついた)の外観である