潮入りの池

kutuzawa2005-04-23

旧友と浜離宮を散策したのであるが 浜離宮にある池は 潮入りの池 という海水を引き入れた池だという 江戸時代からのものだという
少し不思議になったのは 海水の塩分が池の周りの土にしみこんで影響を及ぼさないかということである
少し前にテレビで ツバル という さんご礁でできている国のことを報道していた 平均海抜2mというこの国は 最も地球の温暖化による海面上昇の影響を受けていて ある時間になると ある建物の前にある広場がじわじわと水びたしになるのである 多孔質のサンゴでできた地下を伝わって海水が侵入してくるのだった
住人は植物が枯れ 主食にしていたタロイモが海水による塩害でだめになったといって嘆いていた
浜離宮の池が海水であることを もらったパンフレットで 後からわかったので あまりよく観察してなかったが ほとりの近くに桜も咲いていた
植物のことはあまりよく知らないが海岸などの海水の影響を受けるところは ハマユウ とか ハマナス ハマエンドウ など ハマのつく海浜植物が生えている 
潮入りの池の周囲が普通の植物なのは近代になって 周囲を不浸水なもので護岸した?
桜などは池より少しはなれてあったので影響が少ない?
今度浜離宮に行くときはもっとよく観察しよう
写真の背景にある和風の建物のは 中島の茶屋である