地平線が斜めに

前の日に書いた 小型飛行機で経験した地平線が斜めに見えたことについてもう少し詳しく考えみた
私が地面にまっすぐに立っていると感じるのは 私の体にかかる重力が 地面と垂直になっているからである
飛行機が方向を変えるとき 曲がる円の外側のほうへ遠心力が生じる 私はこの遠心力と重力とを一緒に受ける この2つの力の合力が 飛行機のゆか と直角でないと私は不安定を感じる ところが飛行機は斜めに傾いて 合力と ゆか が直角になるようになるのである
だから安定して まっすぐに立っているように感じる (本当は斜めの床に 斜めに立っているわけだが)相対的に 窓から見える地平線は斜めになって見える
私が言いたいのは すこし体が重く?なったかなあと 感じられるだけで 飛行機が方向を変えていると言う意識がないために 突然地平線が斜めになって不思議な感じがしたのだ
電車に乗って 電車が方向を変えるとき 不安定になってよろけたりするのは 合力が電車の床と直角になっていないからだ 電車の場合 曲がるところの外側のレールが少し高く設計されていて 床も少し斜めになるのだが不十分なのであろう
飛行機の場合 いつも合力と床とが垂直になるように働くので 私はまっすぐに乗っていて外の景色だけが左右に回転して見える