植えかえられた桜

kutuzawa2005-03-23

最近公園が整備されて 老化した桜の何本かが植えかえられた 植えかえられた桜には ゲートルのような布が巻いてある これは何のためだろうか と考えてみた 機械的強さの強化のため? 保温のため? 強さ強化は幼木なので 曲がったり 折れたりしないため
保温のためは植え替えたときが真冬の寒いときであった しかしこの保温のためと言うのは少し説明が必要である 
桜の木は発熱体でないからである 我々が衣服を着るのは 我々が発熱体でその熱を外に逃がさないためである しかし桜は発熱していないので その熱を逃さないと言っても 意味がない
このことに関して ロゲルギストという科学雑学の集団が書いた本がある
その理論によると もし朝の4時ごろ最低の温度−2度になったとして 覆いがなければ 桜の木もー2度になってしまい低温の影響を受ける 覆いがあれば 低温になるのが遅れる 遅れているうち やがて太陽が昇り 気温も上昇して低温の影響を避けることができる つまりシャープな温度の変化をゆるやかな やさしいものに変える と言うのである
一昔前 むき出しになっていた水道管が中の水の凍結のためによく破裂した これを防ぐために ぼろ布のようなものを巻いた これも同じ理由による