伊勢神宮訪問

民族宗教というと その民族に特有の宗教で 他の民族には通用しないのが普通である 原始世界はほとんど民族宗教であった思われる しかし現代での2大民族宗教というと 1つはユダヤ教 もう1つは日本の神道であろう
今度のG7サミットでは各国首脳が伊勢神宮宇治橋のたもとでお迎えする安倍首相のもとに次々と間をおいて現れて挨拶 最後は真打であるオバマ大統領が現れて安倍首相とともに宇治橋を渡り正殿に向かう 各首脳が重なって現れるようなこともなく まことに整然としていた おそらくそのように企画されたものでと思う 
私が心を打たれたのは 国の宗教が違う各国の首脳が神道大本山とも言うべき伊勢神宮を訪れて敬意を表してくれたことである
いま世界で起こっている戦争はほとんどが もとをただせば 宗教に根差しているといって過言でない 自分たちの信じる宗教が唯一のもので他は邪教であると信じる人達が聖戦と称して自爆テロを起こす もし自分たちと違う宗教を信じている人も正しいのだと認めれば 争いの根源を減少させ 世界はもっと平和になるはずである 
G7の首脳たちは 他の民族宗教に対して表敬してくれた 世界はこのようになるべきものだとのお手本を示してくれたと思っている