北の実験

メリカの国務副長官アントニービリンケンという人が 北朝鮮はイランに学ぶべきであると主張している イランは長い間 核装備を追求してきたが 方針を転換 核の問題から離れた 喜んだのはアメリカをはじめとして世界の国々である 課してあった経済制裁を緩和 速くも 各国の民間企業はイランに投資をして新しい生産拠点を新しい市場をと考えているという イランはこれにより経済状態が向上して住民の雇用が生じて生活水準が上がるであろう
これと真反対な態度をとっているのが北朝鮮である 最近 水爆実験と称する核爆発実験をやったと思う間もなく 人工衛星と称す長距離弾道弾の実験をやった 韓日米を含む世界中から 怨嗟非難の声があがっても一向にお構いなしである 北朝鮮の人民はダンスをしたり旗を振ったりして大喜びである 世界の声を聴いていないのであろう
イランの核と北朝鮮の核とは どのように違うのであろうか 世界はイランの核保有に関してそのプロジェクトをやめるように懸命であった それに比べると北の核問題はあまり熱心でなかったと思われる 核兵器は使われると計り知れないダメージを世界に与えることは どこの国の核でも同じである 
イランと北では どうして核開発に対して世界の温度差があるのであろう 思うに イランの場合近隣諸国がすべて反対であった 北の場合すべての国が反対ではなかった いつも中国が助けるような保護者に役目をしていた だから いくら制裁をかけても効き目は弱かった しかしこのたびは その中国も 反対の立場に回った もういい加減にしろという態度である 世界から反対されて保護者を失った北はどう出るのか 暴発をするのか? イランのように普通の国になって 軍事優先から経済優先の国になるか? しかし 北の読みはもっと楽観的であろう どうせ中国は北を捨てるはずがない 北は中国にとってアメリカからの脅威 防衛の最前線である という自信があると思うからであある