琴奨菊の優勝

相撲が好きな私としては何か書こうと考えていたが 日が経ってしまった 4大関 には 照ノ富士 稀勢の里 豪栄道 琴奨菊がいるが これが私の考えていた強い順である 琴奨菊が優勝するとは考えもしなかった 琴奨菊は何回も今度負けると大関の位置から落ちるカド番に立ち いつも冷や冷やしながら見ていたからである 技も がぶり寄りの一辺倒でこれだけではとても優勝はできず せいぜい大関に長くとどまっていれば上々と考えていた  
ところがあれよ あれよ といううちに勝ちっぱなしで3横綱 鶴竜 白鵬 日馬富士との対決をむかえる そして これを連破 もう龍神が乗り移ったようであった そして13日目に迎える 平幕の 豊ノ島 との勝負 豊ノ島琴奨菊とは同期で大の仲良しと聞いている 豊ノ島としてはやりにくいだろうなと考えていた 勝てば琴奨菊の優勝ができないかもしれない 何しろ10年来の日本人力士優勝の可能性で日本中が沸きかえっていた その可能性をつぶしてしまうかもしれない もしかしたら 手心相撲になるかもなどと考えていた そんなことはみじんもなかった 豊ノ島は全勝の琴奨菊を見事に土俵に転がした インタービューアーが豊ノ島にマイクを向けると どうしても勝つと考えて全力で行きました 立派である 何年か前に八百長相撲が問題になり休場所になったことがある そんなことを完全に払拭してくれた
少し気になることもある 白鵬である 14日目の稀勢の里戦 15日の日馬富士戦はあまりにもあっけなく負けた 解説者があんな白鵬を見たのは初めてですというような負け方であった まさかと思うが もう優勝はできないのだからと真剣さが足りなかったなら残念である 今後の奮起を望む