サクラ(2)


昔から 桜伐る馬鹿 梅伐らぬ馬鹿 ということわざがある 桜は枝を切ると そこから黴菌などが入り死んでしまうことがあるからである 梅は適当な剪定がないと 枝ぶりも悪くなり 花も美しく咲かないとのことである
ところがその緑道公園の桜が大胆に枝を切られている これはどうしたわけか? 青森県弘前城ソメイヨシノは100年を超えたものが多く120歳のものもあるという ソメイヨシノとしては超高齢である これは 古い枝を切って 脇から生えてきた勢いのある若枝を残した そしてこの実験的伐採は功を発揮して長生きするソメイヨシノが出来上がったと聞いている
おそらく緑道公園の桜もこれに習ったものだろう 桜の延命策として若い側枝を残して太い枝が切られている 切り口にはもちろん殺菌塗料のようなものが塗られてあった
大きな木は高さも高いのが普通であるが切り取ったために ずんぐり した格好になったがきれいに咲いてくれた