原発の稼動

ピンポン球のようなものは赤ちゃんでも動かせる ところがインディージョーンズに出てくるような巨大な鉄の球になると 大人が数人でやっと動かせる このように簡単に動かしたり止めたりできるものを物理的には慣性が小さいという すると巨大な鉄球は慣性が極めて大きいということになる
何を言いたいのかというと 原発を夏だけ動かせという意見と 長い間 動かせという2つの意見があるからである 説明を易しくするため 今原発の危険性を除外して 機能だけを考えたとき 原発はきわめて慣性の大きな発電装置なのだ だから夏に始動させるには今から準備しなければならないという話が出てくる
このように原発は必要なときON 不必要なときOFFという発電には向かない装置なのだ 
これを人間の代謝にたとえると 基礎代謝というのがある これは人間が何もしてないとき たとえば 寝ているときにも使われているカロリーである 歩いたり走ったり働いたりすると この基礎代謝+(働きのエネルギー)が消費される
稼動するのにも とめるにもきわめて慣性の大きな原発基礎代謝のような使い方をされるののが最も効率的なのである
火力発電は原発に比べるとON OFFが簡単である これはその日のうちにも増減ができる くりかしになるが 原発は一定の安定した電気を絶えず供給するのには適しているが 頻繁に増減をするような電源には向いていない