失業率

管首相は政見発表では1に雇用2に雇用3に雇用といっていたが 失業率は依然として改善されていない この傾向は日本だけでなく世界的である
江戸時代 江戸っ子は宵越しの金は使わないと言って稼いだ金をすぐ使った 金銭感覚がだらしがないと言ってしまえばそれまでだが 大きな理由は 仕事がすぐ見つかったからである 失業率は極めて低かったのだ なぜだろう 色々なもの造りはほとんど手仕事でやっていたため 多くの労働人口が必要であった 現代では身の回りにある機器はほとんど工場で機械が作っている これをやめて全部手で作るようにすれば いくら人手があっても足りないのは容易に想像できる 
かつて欧州に産業革命がおこった 労働者たちは自分たちの仕事を機械に奪われると 反対運動がおこった しかし これは 杞憂であった 人間は機械を操作したり 機械の不完全さを補遺したり つまり機械以上の仕事を見つける 新しい機械ができると 新しい仕事も生まれる これはプラスのスパイラルで機械が発達すると それを操作する人間の仕事ができてバランスがとれていた 
しかしこのプラスのスパイラルは今おかしくなっているような気がする 機械の発達が速すぎて 1つのコンピューター化した機械で何千人 何万人の仕事をしてしまう それを操作するにはほんの少しの人数でよい これでは 仕事にあぶれる人ができて当然と思える 機械にできないと思われたサービス業なども 機械がやりはじめている これでは当分の間 人間の仕事が少なくなるだろう
あるSF小説は 労働はすべて機械がやり 人間は遊んで暮らす未来世界の姿を描いていたが?